心に「お医者さん」を飼う

心の中のお医者さん 徒然なるままに

自分の心身の健康状態をセルフチェックしたくて、オリジナルの問診票を作ってみた。

むくみ、頭痛、イライラなど…普段悩まされることの多い症状を書き出していく。思いついた項目は15個。半分以上の項目に当てはまったら漢方薬を摂取し、10項目以上で、休暇を取ることにする。


今朝は15項目中12項目に当てはまった。以前の私なら、この程度の体調だと、会社に行くか迷っていたところだが…ルール通り、会社を休むことにした。

所属部署への電話連絡を終えて、ふと思った。


「休むことを決めてもらえるっていいな…!」

いや、休むと決めたのは自分なのだが、問診票を使い、数字で自分の体調を評価することで、自分の中に「お医者さん」が現れて、

「体調不良です。今日はゆっくり休んでください」と診断してくれた気がしたのだ。


生身の自分だけで判断しようとすると、

「今日なんとかがんばれそ?」

「午後からならいける?」

「自分の不機嫌を同僚にぶちまけないで過ごせる?」

って答えのない自問をしてしまいがち。

そうなると、出発時間までに結論が出せず、迷ったままとりあえず出勤して苦しい思いをするか、これはサボりじゃないかという罪悪感を抱えたまま仕事を休んで、折角の休暇を楽しめないか…。いずれにせよ、なんだか不本意な一日になってしまうことが多い。


私の心の中の「お医者さん」は言う。

「あなたは素人さんなんですから、体調が優れない時は必ず医者にかかってください。今朝も、あわや大誤診ですよ!」


ごもっともなお叱りが、心にじわーっと染みわたる。

こうして私は不健康サインを一つでも感じたら、「お医者さん」に問診票を提出することを誓ったのだった。

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